「WHY」ではなく「HOW」。
ポジティブマインドが道を切り拓く

――― 会社の成長を肌で感じながら、前だけを見て邁進する豊村鷹飛快さん。そのやる気の源は一体どこにあるのでしょうか？ トランジットグループ（以下：トランジット）に息づくポジティブマインドを紐解きます。

ホテルやレストランを中心に、80〜200坪以上の大規模なスペースの開発や運営を担うオペレーション事業6部にて、部長を務める豊村鷹飛快さん。入社したのは、2003年4月のこと。知人に「面白い会社がある」と紹介され、外苑前の交差点にあったカフェ＆バー『sign外苑前』を訪れたのがきっかけでした。「グローバリゼーションを感じる空間と、自然体のサービスに感銘を受けて入社を決めた」と当時を懐かしそうに振り返ります。

「日本人だけでなく海外の人も集うカジュアルな雰囲気に、とにかく圧倒されました。スタッフも利用者も感度の高い人ばかりで、最初は尻込みして店に入れず、外から眺めていたのを覚えています（笑）」

個性を伸ばしてくれる環境がある

その後、『sign代官山』のオープニングスタッフとして入社した豊村さん。一番の若手、しかもアルバイトでのスタートでしたが、さまざまな店舗の開業やユニットマネージャーを経験し、事業部長を担うまでに成長したのです。10年以上も駆け抜けてこられたのは、なぜなのでしょうか？ その理由を問うと、笑顔でこう答えてくれました。

「トランジットは、『出る杭を伸ばしてくれる』んです。どんな立場であれ、自分の考えをアピールすれば、聞く耳を持って必ずチャンスを与えてくれます。僕はアルバイト時代から積極的に声をあげ、たくさんのチャンスを得ることができました」

さらに、「できない理由より、できるための方法を考える」ポジティブな社風も、やる気の後押しになったといいます。

「壁にぶつかった際、『なぜできないのか?』という『WHY』の考え方ではなく、『どうしたら解決できるのか？どうやったら実現できるのか？』という『HOW』の考え方が、トランジットには根づいています。そのポジティブマインドこそが、高いモチベーションを維持して仕事に取り組む原動力になっていると思います」

理想を叶えるためのプロフェッショナルな集団

トランジットで働く人々には、仕事を楽しもうとする姿勢があると豊村さんは話します。

「一見何をしているのか分からないユニークなメンバーが多いのが、魅力のひとつだと思っています。普段は遊んでいるように見えても、いざとなるとプロフェッショナルな仕事をやってのける。そんなメリハリのある人が多いですね」

社員同士はフランクな関係で、男女問わず仲が良く、プライベートでも同じ時間を過ごすことも多いといいます。公私をともにできる仲間と巡り会えるのもまた、トランジットの魅力です。さらに、豊村さんは次のように言葉を足しました。

「社内はもちろん、社外のプロフェッショナルな方々と仕事ができる機会に恵まれています。例えば話題のシェフやアーティストなど、時代を牽引するその道のプロと共創できるのもまた、ほかの会社では味わえない御酸味なのではないでしょうか」

世界へ羽ばたく、カルチュラル・エンジニアリング・カンパニーへ

試行錯誤しながら、自分のペースで走り続けてきたという豊村さん。入社当時は5店舗ほどだった店舗数も、今では120店舗を超え、従業員数も3,000人を有するまでになりました。まさに会社とともに成長してきたと言えますが、その変化を豊村さんはどう感じているのでしょうか？

「カフェやレストランから始まって、今では学校やレジデンス、ホテルを手掛けるなど事業のスケールが大きくなってきました。そうした成長につれて人々との接点が増え、よりライフスタイルにコミットできる企業になってきています。日本はもちろん世界に向けて、新たな文化を発信していかなくてはという使命感を感じますね」

お客様やクライアントからの「ありがとう」の言葉が、やりがいに繋がっていると語る豊村さん。しかし、それ以上にスタッフの成長を間近に感じられることが、大きな喜びだといいます。

「トランジットで実現できないことは、何もないと思っています。自分の夢をどうやったら叶えられるのかを考え、プロフェッショナルな仲間たちとともに、新たな文化を発信してみませんか？」

そんな力強い言葉を、豊村さんは最後に笑顔で語ってくれました。